火事のとき
煙には有毒ガスが混じっているので吸い込むと頭が痛くなったり気分が悪くなったりする
すごくたくさん吸い込んでしまうと歩くこともできなくなることがある
・だから煙があるときはしゃがんで息をする
・立ち上がって逃げるときは息を止めて歩いてときどきしゃがんで息をする

*有毒ガスといっても戦争で使われる毒ガスとは違って火事のときの有毒ガスは一酸化炭素(いっさんかたんそ)で、一酸化炭素には匂いもないし色もついていないし吸いこんでも喉(のど)の痛みも感じない
*一酸化炭素をたくさん吸い込んでしまうと体内に十分な酸素が取り込まれなくなって低酸素症(ていさんそしょう)になるので危ない

酸素が取り込まれなくなる理由:
肺に吸い込まれた酸素は赤血球の中にあるヘモグロビンにくっつくことによって全身に運ばれますが、もし一酸化炭素を吸い込んでしまうと一酸化炭素がヘモグロビンにくっついてしまって酸素がくっつけなくなるためです
*一酸化炭素は酸素の250倍もヘモグロビンにくっつきやすい

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